2015年08月12日

出炎天下

竹林寺での毎年夏の恒例行事、
「一休さん修行体験」が、ことしもまた賑やかに開催されております。
今年はこれまで、7/30、8/5、8/11の計3回にわたり、
毎回20人ほどのお子様達を対象として、
お掃除、座禅などの修行に励みます。

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今年のこれまでの3回は、いずれも気温が35℃前後という真夏日!
屋内での修行が主とはいえ、子供たち、私たちも、みんなが汗だくになるイベントです。

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座禅で叩かれたくないものだから必死になって目をつぶる子がいたり、
地獄の絵解きの際、『蜘蛛の糸』を知っているのかと思いきや、
スパイダーマンが地獄に落ちたらどうなるのか、という質問だったり、と、
毎回違った反応があるのがおもしろいところです。

子供ながらに真剣に考え、こちらが投げたボールをキャッチしてくれているのだろうと思うと、
微笑ましさとともにありがたさも感じます。

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2時間半の一休さん修行、よく頑張りました。

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「終わったー!」と、日差しの下へ駆け出す元気。
この夏の一つの思い出にしてください。
posted by 竹林寺 at 15:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月02日

今年も84会議。

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「ブラタモリ」というテレビ番組がたのしい。

街歩きの達人・タモリさんが、いろんな街をブラブラ歩きながら街に残るいろんな痕跡や土地のナゾからその街に埋もれた歴史や文化をひもとき、街の魅力を再発見しようとする番組です。


数年前、今から230年ほど前に造建された竹林寺の客殿(きゃくでん)の文化財的価値を探るべく調査が行われました。

その中で調査を担当する方からとても興味深い話を伺ったことでした。


「住職さん、この柱にはこの部分に埋め木がしてありますね。向こうの柱の同じ位置にも同様のことがしてある。ということはここにはかつて梁(はり)が通っていた証拠で以前はここには小さな部屋があったようですね。」「この壁はあとから作ったもので、以前はここは出入り口だったみたいですね。」「この柱のこの面だけが摩耗が激しいでしょ。これはかつてはこの面が雨風にさらされていたということですから、昔はこの柱が立っているところが建物の一番外側だったわけです」、などなど。


説明を伺うにつれ、目から鱗!客殿内に残るいろんな痕跡から今とは異なるかつての客殿や玄関部分の姿やたたずまいが浮かび上がってきて、これはこれで十分「ブラタモリ」だなあ!と感じたことでした。

と同時に、時の移り変わりの中でその時代その時代の使われ方をしてきた建物の歴史を改めて感じたことでした。


東京五輪に向け国立競技場建て替え問題が大きなニュースになっています。巨額過ぎる建築費、そして、いったんご破算にしたもののはたして五輪に間に合うの?等々、課題は山積みです。      

かつて、かの場所は神宮競技場として建設中に関東大震災の被災者受入場所になり、戦時中には学徒出陣壮行会が行われ、そして、前回の五輪の会場となった場所。

古くなれば新しくするだけがよいことなのか。悲喜こもごもの、良くも悪くもそれらを含んで今につながる歴史を含んだ上で手当しながら後世に伝えていくのも一つの知恵であり、逆に今日的でスマートなやり方だったかもしれないなと、今は取り壊され更地になった建設場所をテレビで見ながら思ったことでした。


それはさておき、8月1日、寺の客殿を会場に今年の84会議が行われました。

この84(はちよん)会議の84とは、高知県の森林率84%が全国一位であることから、ある意味、山ばかりで田舎のイメージの高知県をモリとヒトが上手につながり合って生きるこれからの日本の先進県にしようと様々な活動を展開するNPO84プロジェクトが主催するもので今年で6回目。


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今年のテーマは」タノシイ森の使い方」。ゲストは家具デザイナーの小泉誠さん。

小泉さんは小物から家具まで幅広い生活用具をデザインし、そのシンプルで使い勝手がいい作品は多くの人に愛されています。

お話では、高知県内の木工品メーカーの依頼で薄くて軽いまな板をデザインするなかで、「頭でなく手を動かす中から形は生まれてくる」とその仕事の極意を語っていただきました。


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(海老塚和秀)

posted by 竹林寺 at 12:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする