2016年01月13日

お仁王さまにお餅を

当寺では新年を迎えたこの時期、山門のお仁王さまにお鏡餅がたくさんお供えされます。
これは毎年1月16日(土)と旧暦の同月同日(今年は2月23日(火))、お仁王さまにお鏡餅を奉納し、参拝のあとこれを食べれば中風にならないという習わしによるものです。


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これは古くからの当寺独特の風習かと思いきや、高知県内2,3のお寺でも同様の習わしがあるようです。
お仁王さまの力強さにあやかり体も心も健やかであるようにとの願いからはじまった信仰の形なのでしょうね。

当日、お仁王さまにお詣りの際はお鏡餅をふたつ(お仁王さまは左右に二体おられるため)お持ちください。
ご奉納後、当寺僧侶がお一人お一人に身体堅固の加持祈願をいたします。


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お仁王さまのパワーで冬の寒さも吹っ飛ばし、病気にならない、病気に負けないご加護をいただきましょう。


  仁王尊中風よけ餅奉納
            1月16日(土)  2月23日(火)
            いずれも9:00 〜 16:00


posted by 竹林寺 at 08:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月11日

めぐりのもりが庭園専門誌に大きく取り上げられました

当寺のめぐりのもりが伝統ある庭園専門誌季刊『庭NIWA』2016春号で大きく紹介されました。

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京都の寺院の庭園に見られるように文化財に指定されるような歴史や優れた作庭の技巧を今に伝える名園が全国には数多くありますが、今回の特集では、単に鑑賞だけにとどまらず、これからの寺院のあり方を寺の景観として形にした現代の寺院庭園が5ヶ所取り上げられ、その冒頭に当寺が紹介されています。(同誌表紙にも当寺めぐりのもりが用いられました。)

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当寺の西境内を整備することになったのは平成22年、インドよりお釈迦さまの石像の奉迎することになったがきっかけでした。
お釈迦さま像を大切にお祀りしご参詣の方々に仏縁を結んでいただくためにその奉安場所を西境内に決めたものの、そこはそれまで手つかずで鬱蒼と木々が生い茂る場所でした。
そこで、当寺の名勝庭園保存整備検討委員会の委員長をお勤めいただく今日の我が国の庭園学の第一人者である尼ア博正先生(京都造形芸術大学教授・日本庭園歴史遺産研究センター所長・文化庁文化審議会専門委員(名勝)(それぞれ当時)にご相談したことに始まります。

境内に新たに庭園を造ることは寺を訪れる方々に喜ばれ楽しんでいただくことになるのでしょう。
しかし、これからの寺院の境内にふさわしい姿を考えるとき、「めぐり」という言葉が浮かんできました。
春夏秋冬の四季のめぐり。
一滴の雨水が山から下るに従って流れを集め、やがて大河となり海に達し、またそれは雲となり一滴の雨水となる、水のめぐり。
そして、この世に生をうけ、成長し、やがて老い、死に至る私たちのいのちのめぐり。
そして、人々が寺という場所の中で、憩い、たたずみ、集い、そうして、個としての自分に立ち返り、また、いのちのつながりの中に生かされる自分に気づく。
そうした思いが形になったのが当寺西境内のめぐりのもりでした。

そこは今では竹林寺の新しい景観・顔として親しまれるようになりました。

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こうして当寺の新しい景観が専門誌で高く評価されることになったことは尼ア先生はじめ前田哲夫氏や工事に携わった職人の皆さんが目指す思いをひとつにし、後世に伝えるに恥じない高い意識と匠の技をいかんなく発揮していただいたおかげと深く感謝申し上げます。

最近、竹林寺の境内はよくさまざまなメディアで取り上げられる機会が増えました。
それは、歴代住職の法灯護持への思いを受け継ぎながら檀信徒の方々のご信助を支えとし、近年微力ながらも境内整備を進めてきたことの表れでしょうか。
今後も当寺は歴史や伝統を大切に護り伝えるともに今を生きる人々とともにある寺を目指して努めていきたいと思うのです。


(海老塚和秀)



posted by 竹林寺 at 15:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月09日

寒くなると誰かが・・・

新年おめでとうございます。
皆さまにはどんなお正月をお迎えになったでしょうか。
本年もご信援のほどよろしくお願いいたします。

さて、大晦日除夜の鐘に始まり新春行事に追われていましたがようやくその慌ただしさもひと段落ついた今日この頃。
(今年の初詣のことは後日、このブログでお伝えいたします。)

今年のお正月は例年にない暖かさで3月下旬から4月上旬に暖かさになった日も。
でも、暦の上では小寒となり冬の寒さもいよいよこれからが本番です。

そんななか、誰かがそっとこんなことを・・・。


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どなたが巻いてくれたのでしょうか?一昨年寺の仲間入りをした善財童子の首にネックウオーマーが。
この童子君はブロンズ製なのでとくに冬の寒さがダイレクトに身にしみる。そのなか、この首巻きはじつにありがたい!


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ひとつの願いごとを叶えてくれるお地蔵さまとして知られる一言(ひとこと)地蔵さまにも毛糸のガウンが。
この手編みのガウンの赤い色がとても暖かそう。白のラインも効いてますね。


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五智如来さまの頭にも毛糸の帽子。


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千体地蔵のお地蔵さまにも同じく帽子が。


どなたがしていただいたのかわかりませんが、「冬の寒さの中、仏さまも寒かろう」とわざわざ作って巻いてくれたりかぶせてくれたり。
仏さまも「暖かい!」とさぞ喜んでくださっていることでしょう。
心より感謝申し上げます。

私たちがふだん使う「供養」という言葉。これはインドの言葉で「プージャ」といい、これには「喜ばす」という意味があるとのこと。
「仏さまが喜んでくれたらいいなあ。」
そう思ってなした行いは、金銭の多少や物の価値の大小にかかわらず、尊い功徳を積むことになるということです。
posted by 竹林寺 at 08:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする